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大阪労働局が印刷会社従業員ら16人を胆管がんとして全国初の労災認定、平成25年4月3日


大阪労働局は3月27日、胆管がんの発症が相次いでいる大阪市の印刷会社「サンヨー・シーワィピー」の従業員と元従業員16人を労災認定しました。
3月14日に開かれた厚生労働省の専門委員会では、印刷機の洗浄剤に含まれる1,2-ジクロロプロパンを発症の原因である蓋然性が極めて高いと指摘し、労災申請を認定すべきだとする報告書をまとめていました。
1,2-ジクロロプロパンは化学式 CH3-CHCl-CH2Cl で表される有機塩素化合物であり、可燃性のある無色の液体。眼、皮膚、気道に対する刺激性があり、中枢神経に影響を与えることがあり、日本ではラットやマウスに よる実験で肝細胞がんの原因物質になることが判明しています。沸点は95-96 ℃、水への溶解度は0.26 g/100 mL (20 ℃)です。
なお、水質汚濁防止法では1,2-ジクロロプロパンは指定物質となっており、施設の破損などの事故が発生し、河川等の公共用水域や地下に排出されたことにより、人の健康や生活環境に被害を生ずるおそれがあるときには、事故時の措置(応急の措置を講じるとともに、その事故の状況等を都道府県知事等に届け出る)をとることが義務付けられています。
また、環境基準については要監視項目となっており、公共用水域と地下水の指針値は0.06 mg/L以下となっています。

厚生労働省は全国の印刷会社に1,2-ジクロロプロパンを含む洗浄剤の使用を控えるよう指示するとともに、10月を目処に関連法令を改正する方針とのこと。今後の動向に注意したい。
ランドソリューション㈱
橋本正憲
西方美奈子
わたしたちはお客様に的確なアドバイスをできるよう、常に環境に関する法律の改正や行政動向を注視しています。お気軽にご相談ください。

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